格安SIMに移行する前に確認しておくこと2つ
最近、格安SIMの相談案件がいくつかあったので、個人的なメモとして、格安SIMに移行する判断基準をまとめておきます。スマホの毎月の料金を安くしたいけど、格安SIMにしようかどうしようか迷っている人の参考になれば幸いです。
格安SIMとは、MVNO(Mobile Virtual Network Operator, 仮想移動体通信事業者)のサービスで、MNO(Mobile Network Operator, 日本だとDocomo, au, Softbankでキャリアともいいます。)から回線を借りてサービス提供しています。
これがすべてOKであれば格安SIMにしてもいいかも
- キャリアメールを使わなくてもよい
- 通信速度を気にしない
格安SIMは、かなり料金を抑えることができますが、その代わり制約もあります。上記はその主なもので、移行を検討している方に知っておいてほしいことです。詳しく説明していきます。
キャリアメールを使わなくてもよい
キャリアメールとは、通信3社が提供しているメールサービスで、メールアドレスが@docomo.ne.jpや@ezweb.ne.jpなどとなっているものがそうです。
格安SIMは、キャリアメールが使えません。
また、MVNOは基本的にメールアドレスもくれません。したがって、gmailやicloudなど別途自分で用意する必要があります。連絡手段として、キャリアメールを使っている人はそもそも格安SIMに移行しない方がよいでしょうし、キャリアメールで連絡する割合が少ない場合であっても、格安SIMに移行することによって相手に手間をかけさせることになるかもしれないことは知っておきましょう。キャリアメールとPCメールとのやり取りは可能ですが、キャリアメール側の設定によっては届かない場合もあります。
個人的にはキャリアメールは不要です。PCメールではやりにくいチャットのような短い文章のやり取りは、SNSにメッセージサービスがありますし、iPhoneはメッセージ、Androidはハングアウトというアプリがあり、そのニーズを果たしてくれます。
スマホ利用者の約半数の人がキャリアメールを1日に1回も使っていないという調査結果があります。
2017年版:スマートフォン利用者実態調査 – MMD研究所
通信速度を気にしない
通信速度の低下は、薄々感じてはいたところですが、キャリアと格安SIMには通信速度の格差があります。これは、キャリアとMVNOとの契約で回線の容量を決めているからだと思われます。また、SIMWによると、格安SIMは昼から18時頃までの速度低下が見れます。これをキャリアのものと比較できるといいのですが、現時点では想像するしかありません。
また、通信速度は場所や時間帯によって違いますし、体感の速度は人それぞれですから、線引は難しいところではありますが、キャリアよりは遅くなるのは覚悟しておく必要があるようです。
なお、通信速度について参考にしたサイトは以下の通りです。
格安SIMの通信速度をガチ比較!主要MVNO16社に大手携帯3社を添えて
まとめ
いかがだったでしょうか。かなりしぼりにしぼって2点のみにしました。おそらく、格安SIMのメリットは探せばいくらでも出てくると思いますので、デメリットに焦点を当ててみました。格安SIMの本当のメリットは、通信会社と端末(スマホ)のしばり、契約年数のしばり(2年しばり)がないことだと思いますので、契約更新時期に関係なく、自由に通信会社を選ぶことができるようになればいいなと思います。
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