auのiPhone6はVoLTEに対応していない – auの格安SIM移行で失敗したこと

こんにちは、gotosinです。

先日、格安SIM移行で失敗してしまったので、その体験談です。同じような環境で同じ間違いをする人が少しでも減れば幸いです。ちなみに、私はDocomo回線の格安SIMユーザーです。

  • iPhone6(au端末)
  • 格安SIM(au回線)へauから移行

auのSIMは2種類あるの?

au回線は初めてだったので、ネットで調べたところ、SIMが2つあることがわかりました。

SIMの種類というと、nanoとかmicroとか大きさのこととばかり思っていましたが、auについては、大きさ以外に2種類のSIMが存在します。ここからが混乱の始まりです。

  • LTE
  • VoLTE

このどちらを使えばいいのか、とりあえず、ググりました。

VoLTEは、Voice over LTEの略で、通話をLTE回線で使うための規格。Docomoだと端末が対応していれば使えるのですが、auはSIM自体対応する必要があるようです。

で、考えました、VoLTEの方がいいでしょうと。なぜなら、通話の品質がよくなるから、そして、最新のiPhoneではVoLTEにしか対応していないから。

そんな感じで、SIMを決めて契約申し込みをしました。そして、SIMが届いた当日、何が起きたかと言うと…

なにが起きたか?

申込みまで特別なんのトラブルもなく、わからないことはチャットで即解決できましたし、なんら不安もありませんでした。しかし当日、通信会社からSIMカードが届き、iPhoneに挿入したところ、アクティベーションが始まり、結果、それが通りませんでした。

そして、iPhoneの画面には、SIMロックを解除してくださいと表示されました!

なんでや?

SIMロック解除って不要だよね?

Docomo端末でDocomo回線を使う場合、SIMロック解除は必要ありません。auでもおんなじだよねと思っていました。

結論から言うと、au端末でau回線を使う場合でもSIMロック解除が必要な場合がある、です。

契約申し込みをする前、VoLTE対応SIMに決めた私は、念のために端末の対応状況を確認しました。動作確認端末の一覧は、MVNO各社の公式サイトから確認することができます。

iPhone6の対応状況は、両SIMとも対応でした。そう見えました。が、SIMフリー端末かau端末かに注意を払っていませんでした。上記のau端末でau回線を使うのだから、SIMロック解除不要、SIMフリー端末と同じと認識していたからです。

しかし、実際は異なります。iPhone6でVoLTE対応SIMを使うためにはSIMロックの解除が必要だったのです。

iPhone6は端末としてはVoLTEに対応しているので、SIMフリー端末であれば、VoLTE対応SIMは使えます。しかし、auから発売されたiPhone6はauがSIMロック解除をしてくれないため、実質的にVoLTE対応SIMは使えないことになります。

対応端末(au iPhone)

auから発売されたiPhoneのLTE/VoLTE SIMの対応状況は次の通り。

  • iPhone6まではLTEのみ対応
  • iPhone6sから7までは両対応(ただし、VoLTEを使うためにはSIMロック解除が必要)
  • iPhone8以降はVoLTEのみ対応

今後予想されるリスク

私が気になったのは、最新のiPhoneではVoLTE対応SIMしか使えないことです。

つまり、今後、端末を買い換える時、SIMを交換する必要があるということです。もちろん、中古で探すこともできますし、その場合は、当てはまりませんが。

しかし、合理的に判断すれば、そのタイミングで通信会社も再検討するでしょう。また、SIMを交換する必要があるのであれば、別の通信会社のSIMを選択肢に入れない手はありません。

まとめ

いかがだったでしょうか。愚直に確認しておけば防げたミスかもしれませんが、中途半端な知識が仇となるあるある案件でした。

とにかく、auは複雑で理解しにくいですから、auユーザーの方は上記のような潜在的リスクを常に負っているんだなぁと思います。au端末のまま格安SIM移行を検討される方は、Docomoユーザーより事前の調査が大事になります。

SIMロックがユーザーにもたらす不利益の大きさに驚いています。SIMロック解除は、総務省のガイドラインによって可能となりましたが、それ以前に、ロックを解除する手間がなくなるといいですね!

参考にしたサイト

au回線で使えるスマホ一覧とsimカードの組み合わせ まとめ – あんりふ!

モバイルサービスの提供条件・端末に関する指針(H29.1.10策定) – 総務省

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