ゲーム会を心地よい空間にするために気をつけていたこと6つ

都内某所にてボードゲームを遊ぶ会を開催していた時に、心地よい空間にしたかったので気をつけていたことをまとめてみます。ボードゲームを遊びたいというより、自分にとって心地よい空間を作りたいというところからスタートしました。人によって感じ方や考え方が違うかもしれませんが、この記事がどこかの誰かのお役に立てれば幸いです。

 呼ばれたい名前で呼ぶ!

名前も知らない誰かとテーブルを囲むのは居心地の悪いものです。

なので、名札を用意して、参加者のみなさんに呼ばれたい名前を書いてもらい、会場内では名札を首から下げてもらいました。同じテーブルを囲んでいても名前がわからない状態にならないように、呼ぶ時にその相手が呼んでほしい名前で呼べるようにという配慮です。

ポイントは、呼ばれたい名前を書いてもらうこと。

名前を呼んでもらうことはとても大切なことで、それによっていてもいいんだという気持ちになります。心地よい空間の第一歩だと思います。

ルールは簡単に!

ルールは非常にシンプルで、ゴミは持ち帰ると会場使用ルールだけです。

ルールを作っても守られなければ意味がなく、ルールが守られても楽しくなければ意味がありません。なので、ルールは理解しやすく、覚えやすく、守りやすいものがよいです。その逆は、やはり守る側も守らせる側も心地よいものではないと思います。

ちなみに、会場使用ルールとは、営利目的、宗教活動、政治活動の禁止です。公共の施設を利用していたためです。

誰でもオッケー!

子供でも大人でも参加して欲しかったので、制限を設けず、どなたでも参加いただける会にしました。たまり場のような場所ということで、コミュニティカフェとしていました。

そんな感じなので、従来からゲーム会に参加されているゲーマーのみなさまからすると心地よくない会だったかもしれません。

誰かにとって居心地の良い場所は、他の誰かにとっては居心地の悪い場所でもあるということは知っておいてもいいのかなと思います。

和室にこだわる!

会場は毎回和室でした。和室にこだわったのは、次のような理由があります。

  • 靴を脱いでリラックスできる
  • 小さな子が参加しやすい
  • 席の移動がしやすい

靴を脱ぐと家に上がるような感覚で、リラックスできるかなと思っています。また、小さな子どもには、横になれる和室の方がよいと思います。

快適な導線

人もきつきつに詰め込むより、ゆったりとした空間の方が心地よいと思います。なので、導線を意識して、テーブルを配置していました。具体的には、次の通りです。

  • テーブルは互い違いに配置し、座った時に、背中と背中がかぶらないようにする
  • ボードゲームを並べて置く場所の前に数人がいられるスペースを作る

ゆったりとした空間にすると参加人数はその部屋の定員の半分くらいになってしまいます。

気持ちをシェアする!

会の終わりに、短めですが、参加者が発言する機会を設けていました。ただ言いたいことを言う場です。発言は一人ひとり行い、それをみなさんが聞きます。かしこまって発表するのではなくて、思い思いの言葉を口にする感じです。発言はどんなことでもよいよということと、発言に対して共感することを気をつけていました。

大げさにしないで言いたいことが言えるのと、共感することでいてもいい感を作りたかったのです。

おそらく、20人、100人規模のゲーム会だとなかなか難しいことだと思いますので、小規模イベントならではですね。

まとめ

いかがだったでしょうか。

これらは主に少人数のワークショップでの場づくりからヒントを得た、あるいは直接借用したものです。

人は環境に影響されます。リラックスしてくださいと言っても無理で、そうできる環境作りが欠かせません。これからも心地よさについて考えていきたいと思います。